妊活支援士はるみです。
妊活のための第一歩、それは年齢によって少し違います。
まだリミットまで余裕がある方、リミットが近い方、医療機関のサポートがないと妊娠が難しい方などによって、それぞれの第一歩は違ってきますが、クリニックでの治療を始める前に、あるいは始めることになったとしても、必ず取り組んでほしいことがあります。
それは、授かり体質を作ることです。
授かり体質になるとは、どういうことでしょう?
それは、チャンスをつかめる体質になる、ということです。
妊娠まで至るためには、いくつかのチャンスを自分のものにできなければなりません。
チャンスとは
妊活における「チャンス」は、大きくふたつ。
ひとつめは、受精。
ふたつめは、着床、です。
「受精」は、言うまでもなく卵子と精子が出会うことです。
出会う確率を下げているのは、排卵日を把握していない、あるいは排卵していない、卵子が老化している、精子の質が悪いなどです。
「着床」は「受精」のあとの段階。
受精卵は、緩やかな下り坂を移動するようなものなので、とどまるところを見つけられないと着床できず、流れて行ってしまいます。
着床できない原因は様々で、卵子もしくは精子の異常による受精卵の問題や、子宮の状態が着床しずらい状態になっていることなどが考えられます。
また、免疫機能の異常により、受精卵を異物として排除しようとすることもあるそうです。
これらのチャンスを最大限につかむためには、どうしたらいいのでしょう。
リミットまで余裕がある人
年齢的にリミットまで余裕があると考えられる人は、まず生活習慣を見直しましょう。
見直したい生活習慣は、主に5つ。
・喫煙
・飲酒
・食事(栄養)
・ストレス
・睡眠不足
細かく見れば他にもあるのですが、主にこれらを見直すと、早い人では1か月程度で身体の変化を感じることができます。
ただ、卵子は半年かけて成熟するので、卵子まで変化が現れるのは、半年ほどかかるかもしれません。
リミットまで余裕がない人、妊娠が難しい人
年齢的にリミットが近い人、あるいは過去の病気などが原因で自然妊娠が難しい人は、早めにクリニックで検査をすることをおすすめします。
まずは現状の把握をすることが重要です。
検査は、もちろん夫婦二人とも受けたほうが時間的なロスが少なくてすみます。
そのうえで、どうしても治療しなければ妊娠しないものが見つかったら、クリニックの力を借りましょう。
しかし、特定できる原因がなかった場合は、不妊治療を進めるかどうかは、クリニックと十分相談してください。
そして、治療を進める進めないに関係なく、授かり体質を作るための生活習慣の見直しは、クリニックと並行して実践してください。
原因が特定できなかったものは、体質を変えれば解決するかもしれません。
また、授かり体質に近づけば近づくほど、クリニックでの治療の効果も出やすくなってきます。
授かり体質を手に入れたら
授かり体質、と言うと特別な気がしますが、簡単に言ってしまえば健康な身体を作ることに他なりません。
健康な身体を手に入れることができて、その生活習慣を継続することができれば、妊娠中の流産リスクも軽減されますし、出産後も体力や栄養の消耗が少なく、比較的楽に過ごせます。
授かり体質を手に入れることは、自分自身にプラスになります。
まずはそこから始めましょう。