妊活支援士はるみです。
2人目不妊で相談を受けることも少なくありません。
「1人目はすぐ授かったのに、2人目は何をやってもなかなかできなくて…」
原因はもちろん、人によって違いますし、ひとつだけとも限りません。
今まで言われてきた原因は「加齢」。
でもお話していると、その他にもちょっとした傾向が見えてくるんです。
1人目がいるから…。
授かっているから、できるはず
「ひとり産んでるし、子供ができない身体じゃないはず」
と思って、婦人科を受診しない方が多いようです。
でも、ひとり産んだからこそ、身体は変わっています。
身体の中がどう変化しているか、自分には見えません。
「すぐに不妊治療を」というのではなく、自分の身体の今の状態を把握することは重要です。
例えば、生理周期は規則的ですか?
妊娠前と出産後で、経血や生理痛に変化はありますか?
平熱や血圧はどうですか?
自分自身の変化に意識を向けてみましょう。
小さい子どもを連れて病院に行きづらい
自分の身体を妊娠前と比較した時に、もし気になる点があった場合は、一度病院に行ってみるのも選択肢のひとつです。
でも、子どもを連れて病院に行くのは大変…
そう思って、ついつい先延ばしにしがち。
でも一度診てもらって、不安要素をひとつ消す、というのも大事なことです。
子どもを連れて行くのが大変であれば、病院の間だけ預かってもらうというのも考えてみてはいかがでしょうか。
つい自分を後回しにしてしまう
食事を簡単に済ませていませんか?
子どもを1人産んで育てるだけでも、いろいろ思うようになりません。
母乳をあげている間は、赤ちゃんのために食事にも気をつけている方が多いのですが、離乳食になったとたんに、自分の食事の質が落ちる方が多いのです。
自分の食事は、ふりかけご飯や卵かけご飯で済ましてしまうなど、主食以外の栄養がまったく足りていない方が多くみられました。
妊娠に関連する女性ホルモンは脂質から作られるため、このような食事内容だと、十分なホルモンが作られていない可能性があります。
食事の内容を少し見直してみましょう。
手は抜いても、栄養は抜いてはいけません。
頑張りすぎていませんか?
しっかり休息できていますか?
子育てのほかに、家事や仕事も今まで通りにこなそうと頑張りすぎると、ストレスになり、交感神経が優位に立ってしまいます。
休息するときは副交感神経が優位になるのですが、副交感神経のスイッチはすぐに入らないため、寝る直前まで交感神経が優位のままだと、睡眠の質が悪くなります。
睡眠の質が悪くなると、
① 身体を修復する成長ホルモンの分泌が鈍る
② 疲れが取れない
③ 自律神経が乱れ、免疫力が落ちる
…etc.
のような、様々な影響が出てきます。
自分に厳しくなり過ぎず、しっかり休息をとれる生活スタイルに変えていきましょう。
2人目を授かるために
1人目の妊活もそうですが、大事なのはあなた自身が「十分」健康であることです。
今の自分がどんな健康状態なのか、確認してみることから始めましょう。
そして病院に行かずに改善できそうな点が見つかったら、積極的に取り組んでください。