妊活支援士はるみです。
調子が悪くなって病院を受診し、医師に
「ここがこうなっているので、たぶんこれが原因の〇〇(病名)ですね」
と言われ、ショックを受けたり不安になったりすること、ありませんか?
特に妊活のために婦人科を受診すると、不安になるようなことばかりを言ってくる医師もいます。
医師の仕事
医師の仕事は、ケガや病気の診断、治療することです。
治療方法は投薬、手術など。
以前の記事にも書きましたが、医師は検査の結果を見て、
正常値と比べて異常がある → 正常値にするために薬を投与する
正常な状態ではない → 異常がある部分を手術する
という2つの選択肢を考えていて、なんとかして患者の異常を見つけようとします。
医師という仕事の性質上、仕方のないことかもしれませんし、使命感からくるものもあるかもしれませんが、まれに異常ではないものを「不調の原因」として扱ってしまうこともあります。
そして多くの医師が、「最悪の場合」を想定して説明するため、医師の診断はネガティブなものが多いのです。
「普通」なのに「異常」と思い込む
私自身の体験ですが、24歳の時、朝起きようとしたら腰に力が入らず、立ち上がることができない状態でした。
体勢を変えようとするだけで、腰が痛くて動かせないのです。
「これは『ギックリ腰』かもしれない」
そのころ、引っ越したばかりで近くの医療機関を受診したこともなく、
タウンページと地図を見ながら、なんとか徒歩もしくはバスで行ける整形外科を探しました。
(当時は携帯もパソコンもなかったので、アナログな情報収集しかできませんでした(笑))
なんとか整形外科にたどり着き、診察を受け、レントゲンを撮り…。
再度診察室に入ると、医師から、
「腰の骨の4番と5番の間が狭くなってるんですよね。まぁ、こう言う人は少なからずいるんですが、今回痛みが出たのは体重が原因でしょうね」
と言われました。
『ギックリ腰』ではないかと確認しても、
「『ギックリ腰』ではない。体重と、腰の骨の4番と5番の間が狭くなっていることが原因」
だと言うのです。
当時、65キロくらいだったと思いますが、そこまで太ってると思っていなかったので、結構ショックでした。
しかし、昨年かかりつけの整体の先生にその話をして、
「でもそれ以降、90キロ超まで太ったけど、同じような症状になったことないんですよね~」
と言ったら、整体の先生から、
「ほとんど全員と言っていいくらい、腰椎の4番目と5番目はほかに比べて狭くなってるんですよ」
と言われて、驚きました。
24歳の時は、それがさも異常であるかのような言われ方だったので、私はずっと、
「自分の腰の骨は異常だ、普通の人と違うから、腰痛があっても当然」
と思っていたのです。
こんなケースも…
先日、血液・血管が専門の医師の方とお話する機会がありました。
私は献血が趣味なので、
「赤血球って、自分で酸素を使わないようにするために、ミトコンドリアを捨てちゃうなんて健気ですよね」
という話をしたのです。
そうしたら、その方はキョトンとした顔で、
「え? そうなんですか? 脱核する(核を捨てる)ことは知ってますけど…」
とおっしゃったんです。
専門の分野ですら、知識は個人によって差があるんだな、と感じた出来事でした。
私たちに知識や経験値によって差があるように、医師によって診断内容が違ったりします。
それは仕方がないことなのかもしれません。
結局、これは異常なの?
残念ながら、私たちは医師の診察を受けたとき、その診断が大げさに言われているものなのか、深刻な状態なのか、判断することができません。
「普通」なのに「異常」だと思うこともあれば、逆のパターンもあります。
例えば「子宮筋腫」などは異常(病気)なのに、医師から
「4人に1人は子宮筋腫があると言われているので、普通ですよ」
と言われると、そのまま真に受けますよね。
でも、その診断は知識や経験値で違うものになるかもしれないのです。
だからこそ、医師の診断をそのまま真に受けるのではなく、必要に応じてセカンドオピニオンを受けること、自分自身を健康に保つ意識をすることなどが重要になってきます。
そして不安になりすぎて、それがストレスで余計に身体を悪くするかもしれない、ということも覚えておきましょう。
妊活支援を活用する
妊活支援士は、医師ではないため、その症状が異常かどうか、何が原因なのかを特定することはできません。
ただ、原因不明と診断される不妊のうち、栄養状態が改善されると自然と妊娠できるケースが多いのは事実です。
あなたの身体は、あなたが食べたものでできています。
それはつまり、身体を変えたいなら、口に入れるものを見直す必要がある、ということ。
漠然とした不安を抱えて日々を過ごすより、真剣に「健康になること」に取り組んでみませんか?