妊活支援士はるみです。
幸せを感じる力は、妊娠力も高めるって、知ってました?
今日は幸せホルモンと言われている「セロトニン」と、愛情ホルモンと言われている「オキシトシン」についてのお話です!
セロトニン
身体の中で、セロトニンが一番多く存在する場所って、どこでしょう?
脳?
心臓?
血液中?
答えは…
腸!
なんと人体のセロトニンの約90%が、腸にあります。
それは、セロトニンが腸で作られているからなんです。
セロトニンは、「トリプトファン」という必須アミノ酸を原料にして作られ、腸から脳や血小板に貯蔵されます。
そして、セロトニンは、エストロゲンという女性ホルモンと深く関わっています。
エストロゲンは、女性の身体を妊娠しやすい状態に整えるホルモン。
卵胞を成熟させたり、子宮内膜を厚くさせたり…
そしてなんと、セロトニンとエストロゲンの分泌は、比例します。
つまり、
セロトニンがたくさん分泌される
↓
幸せな気分になる
↓
エストロゲンもたくさん分泌される
↓
卵子が順調に発育する
子宮内膜も厚くなって、受精卵を受け止める気満々💕
良いことが倍になってやってきます💕
そしてなんとなんと…!!
このセロトニン、 精子の運動率もUP に寄与ます!!
妊活に、2倍も3倍も嬉しい効果があるセロトニン。
オキシトシンとも深~い関わりがあります。
オキシトシン
別名「愛情ホルモン」とも「絆ホルモン」とも呼ばれている、女性の妊娠・出産時に深く関わっているホルモンです。
人や動物と触れ合うことや感謝の気持ちを持つこと、親しい人と楽しく食事することなどでも分泌されます。
セロトニンと似ている点がたくさんあるんですが、今回特筆すべきは…
なんと、オキシトシンも 精子の運動率と受精率を上げる、という報告が!
これはぜひ、セロトニンと一緒に頑張ってほしいところです。
実際、オキシトシンはセロトニンと深く関わっていて、オキシトシンがセロトニンの働きを高めることもわかっています。
また、オキシトシンの研究で、自閉症の子供にロイテリ菌を投与し、オキシトシンレベルを上げると、自閉症改善に効果があるという報告も。
スキンシップで分泌されるホルモンですが、
逆に人とコミュニケーションをとれるようになる効果もあるようです。
まだまだ研究中なことも多いので、こうしているうちに、また新しい働きが発見されるかもしれません。
幸せホルモン、どうやって増やす?
セロトニンもオキシトシンも、増やす方法は似ていて、意外に簡単なことで増やせます。
参考に3つだけあげておくと、
1 日光を浴びる
2 リズミカルに身体を動かす
3 親しい人と楽しい時間を過ごす
例えばリズミカルに身体を動かす、というのは、ガムを噛んだり、好きな音楽を聴きながらウォーキングをする、といった、簡単なことで十分です。
意外に手軽にできそう、と思うのですが、
仕事や日常に忙殺されていると、すっかり忘れてしまうことも。
心に余裕をもって、
普段から幸せホルモンをたくさん分泌して、
赤ちゃんを気持ちよく迎えられる心と身体を作っていきましょう!