妊活支援士はるみです。
腸内環境と妊活の関係、考えたことありますか?
「健康で過ごすためには、腸内環境をいい状態にすることが大事」ということは、今やほとんどの人が知っていると思いますが、子宮が腸の影響を受けるかもしれない、って考えたことがありますか?
実は私は考えたことがありませんでした。
自分が妊活のためにいろいろ調べて、初めてその情報を知ったのです。
一体、腸と子宮の何がどう関係しているのでしょうか。
① 腸内環境が悪く、栄養を吸収できない
テレビでも健康雑誌でも、当たり前のように「腸内環境を改善する」をテーマにあれやこれや、たくさんの食材や生活習慣を紹介したりしています。
「腸内環境改善のカギ!」のように特定の食材を紹介したりしていますが、腸内環境はその人に合うように、時間をかけて作られてきたもので、「◯◯菌が身体にいい」と言って、それを外から摂って定着するかというと、そういう簡単な話でもないようです。
私たちが栄養を補給すると元気で活発に活動できるのと同じように、腸内細菌も餌になるものが届くと活発化します。
悪玉菌の餌が多いか、善玉菌の餌が多いか、によって、どちらの菌が活発に活動するかが変わり、腸内環境が良いか悪いか決まるのです。
どんなにいいものを摂っても、腸内環境が良くないと、十分に吸収されません。
腸内環境は、私たちの健康においてもっとも重要なポイントです。
腸の環境が整えば、栄養の吸収も効率よくなります。
栄養の吸収が効率よく行われれば、子宮に届く栄養も増えます。
腸内環境ケアのためには、善玉菌の餌になる、食物繊維がおすすめです。
食物繊維をしっかり摂って、栄養がしっかり吸収できる腸を作りましょう!
② お腹まわりの血流が悪い
座っている時の身体を思い浮かべてください。
お腹のところで曲がりますよね。
この時、生殖器や腸が一番下になり、上の臓器を受け止めます。
ここで、パソコンを使ったり携帯をいじったりすると、身体が前傾姿勢になり、さらにお腹を圧迫します。
前屈みになればなるほど、上からの圧迫で血行が悪くなり、腸から栄養を運び出したり、生殖器に栄養を運んだりする血流に影響を与えます。
デスクワークの人は、なるべくこまめに休憩をとって、身体を動かしましょう。
③ 物理的に近い
「リーキーガット症候群」という言葉を耳にしたことありますか?
これは腸の粘膜の隙間が広がってしまっている状態で、本来吸収されることのなかった物質が体内に吸収され、アレルギーや免疫力低下の原因になってしまう、と言われています。
腸の近くには、子宮があります。
腸から吸収された有害なものは、まず近くの臓器に影響を及ぼす可能性が否定できません。
「便秘によって発生した毒ガスが、子宮に悪い影響を及ぼす」と書いている本もあるくらいです。
確かに、隣の家がゴミ屋敷でクサい臭いが漂っていたら、やはりこちらに影響がないとは言えませんよね。
難しく考えずに、そんなイメージでもいいと思います。
お通じを良くするためには、①にも書いた食物繊維が大事ですが、ストレスを排除するのも重要なポイントです。
なぜなら、腸はリラックスしないと動かないから。
上手にリラックスできるようにして、身体の中に毒ガスを溜めないようにしましょう。
できるところから腸内環境ケアを心がけ、
便も妊活も停滞しないようにしましょう!