妊活支援士はるみです。
あなたはどんな妊活をしていますか?
あるいは、周囲に「妊活してます」という人がいますか?
多くの場合、妊活は、人目を忍んで情報収集し、実践し、結果が出なくても信じて耐え忍ぶ活動になりがちです。
どうしてヒミツの活動になってしまったのでしょうか?
理由その1.「女」としてのプライド
一番影響が大きいのは、女性の
「自分が産めない女と思われるのがいや」
という気持ちではないでしょうか。
最近使われない言葉ですが、
「石女」という言葉があります。
「うまずめ」と読み、
「産まず女」つまり子供を産めない、妊娠できない女性のことを指します。
『玉石混淆(ぎょくせきこんこう)』という四字熟語の場合、「石」は劣ったもののこと。
「石女」とは、子供を産めないため、子供を産める女性より劣った女、という意味なのです。
そんな言葉があるくらい、昔から子供を産めない女性は蔑まれて来ました。
それは文化的に頭の中に刷り込まれてしまっているので、たとえ女性が社会進出するようになって、子供を産まなくても存在価値を認められるようになった現代でも、
「妊活してるけど、なかなか子供ができない」
と憐れみの目で見られたくないことから、妊活していること自体を明かせない人が多いのです。
理由その2.嫉妬・敵対心
私も何度か不妊セミナー、妊活セミナーに参加したことがありますが、
セミナー開始前の参加者のほとんどは、うつむき加減でひたすら携帯をいじっていて、セミナー中は真剣な表情で話を聞いているものの、周囲の人と会話することもなく、終わるとそそくさといなくなります。
せっかく同じ悩みをもって、同じ目的で参加しているのに、横の交流が一切ない。
知らない人と交流しようとしない心理は、先に書いたような「産めない女と思われたくない」という気持ちのほかに、
「私より先に子供ができたらいやだ」
「ここにいる誰より先に妊娠したい」
という気持ちもあるのです。
女性の気持ちは複雑です。
友人に子供ができて、
「おめでとう!!」
といいながら、祝う気持ちの影、に、
「いいな~」
「なんで私にはできないんだろう…」
という気持ちが隠れていたりします。
実際に、独身で子供のいない私の友人は、
「自分にはどうしても子供は無理だから、友達に子供ができると、どんなに仲良くても会わなくなる」
と話していました。
友人でもそうなんですから、セミナーで会った知らない人なんて、みんな敵みたいに感じるのかもしれません。
私も正直、主人が病院で不妊治療するまでは望んでいないので、体外受精で子供を授かった、という話を聞くと、
「良かったね~!!」
と思う気持ちに交じって、「羨ましいな~」と思う気持ちがまだあります。
でも、妊活は他の人との競争ではありません。
争ったっていい結果が出るものじゃないんです。
ひとり(あるいは夫婦だけ)で妊活するより、
仲間と楽しく妊活したほうが、気楽じゃないですか?
理由その3.周囲の理解
周囲の環境、人間関係も理由の一つです。
「妊活してる」というと周囲の人の反応が微妙なので、言い出しづらいのです。
私はお酒が大好きだったので、飲む機会も飲む友達も多かったのですが、
「妊活してるのでノンアルコールで」と言えるようになったのは、流産したあとでした。
大きな後悔をしないと宣言できないくらい、言い出しづらいことなのです。
また、女性の身体の仕組みや妊娠のプロセスについて理解がない人(一部の男性や、何も考えなくても子供を授かった女性の多く)は、妊活の大変さについて理解が乏しいため、デリカシーのない発言をされることも少なくありません。
それでストレスを感じ、妊活していることを言い出せなくなることもあります。
「ラーメンが好きだから、おすすめのお店があったら教えてね」
というのと同じくらい気軽に、
「子供が欲しいから、おすすめの妊活情報あったら教えてね」
と言えない限り、妊活は忍活なのです。
妊活は、もっと明るく楽しいものであるべきです♪
赤ちゃんに選ばれるママに
最近よく「胎内記憶」という言葉を聞きます。
赤ちゃんが生まれてくる前の記憶のことで、お腹の中にいるときはもちろん、
お腹の中に入る前の記憶がある子もいるそうです。
その子供たちの話す内容の多くは、
「空からどのパパとママの子になるか、選んで生まれてきた」
というもの。
この話を信じるかどうかはあなた次第ですが、
もし真実だとしたら、うつむいて毎日暗く切なく忍活しているママを、
選ぶでしょうか?
「うつむいて毎日暗く切なく忍活して」いたら、赤ちゃんに選ばれる以前に、
ストレスでホルモンバランスも悪くなってそうですよね(^^;
子供は、「お金をためれば手に入る」というものではありません。
身体の状態、年齢などで、手に入れられなくなるリミットがあります。
どうせなら、周囲も巻き込んで、楽しく妊活しましょう!