薬はどうやって身体に吸収されるのでしょう

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妊活関連
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妊活支援士はるみです。

すでに病院で不妊治療をされていて、何かしらのお薬を処方されていたり、

普段から頭痛止めが手放せない、という人もいらっしゃると思います。

そのお薬の、効果と副作用を知っていますか?

不妊治療に関わらず、すべてのお薬には効果と副作用があります。

妊娠中に飲めないお薬があることは知っている人が多いと思いますが、妊活の効果を上げるために、お薬について少し知っておきましょう。

お薬の副作用とは

先だって投稿したお酒の記事に、肝臓のざっくりした役割を紹介しましたが、肝臓には大きく3つの働きがあります。

 胆汁の分泌 脂肪の消化のために必要となる、胆汁の分泌
 代謝と貯蔵 吸収した栄養を変化させ、貯える
 解毒作用 アルコール、ニコチン、お薬、食品添加物などの有害物質の解毒

口から入ったお薬は、腸で吸収されたあと肝臓に送られ、まずそこで解毒されます。

「え? 身体に作用する前に解毒?? どうやって身体に働くの???」

と思ったあなた。

そう、解毒されて身体に害がないものに変えられてしまうんです。

なので、お薬はあらかじめ「肝臓で無毒化されることを考えて、多めに成分を入れている」のです。

肝臓は解毒のためにフルに働き、それでも追いつかなくて処理できなかった成分が、やっとお薬の効果として作用することになります。

某有名鎮痛剤の添付文書には、以下のような副作用があると書かれています。

・アナフィラキシー
・頭蓋内出血
・皮膚炎
・再生不良性貧血
・肝機能障害
・消化性潰瘍
…etc.

このような症状が出るかもしれない成分を身体に入れている、ということを想像してみてください。

しかも、肝臓が処理しきれないよう、多めに。

そのせいか、肝機能障害という副作用は、多くのお薬の添付文書に載っています。

 

ちなみに、排卵誘発剤での使用で報告された副作用については、

・悪心、吐き気
・頭痛
・体重増加、肥満、過食
・卵巣腫大
・腹水
・腹痛、下腹部痛
・おなかがはる
・情緒不安
・疲労感

などが報告されています。

もし排卵誘発剤を飲んでいて、上記のような不調があるなら、それはお薬の副作用かもしれません。

つらい症状が出るときは、お医者さんに相談しましょう。

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お薬をより効果的に

栄養が消化・吸収されるのと同じように、お薬も腸で吸収されます。

つまり、腸内環境が整っているほうが、効率よく吸収できるということ。

どうせ飲むのであれば、きちんと吸収されて効果を発揮してほしいですよね。

そのためには、普段から心と身体をより健康に保つのが望ましいのです。

また、飲み合わせによってお薬の成分を邪魔してしまうものがあったり、過剰に作用させたりするものがあったりします。

そのお薬の添付文書をよく確認しましょう。

添付文書は、「〇〇(お薬名) 添付文書」で検索するか、

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページで確認できます。