血液の中にいる細胞の話

健康関連
この記事は約3分で読めます。

自分の身体に、どんな細胞がいるか、知ってますか?

私たちの始まりになった精子、卵子のほか…調べていたら、めっちゃ多くて書ききれません(笑)

細胞の種類に興味がある方はこちらをどうぞ↓

ヒトの細胞の一覧(ウィキペディア(Wikipedia)より)

 

今日は、献血が趣味の私が大好きな、血液の細胞をご紹介したいと思います💕

 

赤血球

血液の細胞の中で一番知名度が高いのが、赤血球です。

赤血球にはヘモグロビンという、鉄分を含むたんぱく質が含まれており、赤色素であるヘムを持っているため、血液が赤く見えます。

赤血球は、身体中に酸素を運ぶ役目を負っています。

身体中の細胞にいるミトコンドリアが、赤血球が運んできた酸素を使って、エネルギーを生産しているので、酸素を運搬するという役目を全うするため、赤血球は出来あがる過程でミトコンドリアを捨ててしまいます。

自分自身が酸素を使わず、少しでも多くの酸素を身体中に運ぶために。

だから赤血球は糖エネルギーしか使えません。

骨髄で造られ脾臓で壊されるまでの約120日間、赤血球はひたすら酸素を運び続けます。

 

白血球

白血球というとひとつの細胞のようですが、実は好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類の細胞のグループです。

主な働きは、細菌などが侵入した場合に殺菌するなどの免疫作用。

細菌を捕食してやっつけてくれるので、私の中のイメージはパックマンです(笑)

白血球の中で、一番寿命が短いのは好中球で約10時間程度、リンパ球、単球などでは場合によって数年にもわたって活躍します。

 

血小板

けがをした部分をふさぎ、止血してくれる細胞です。

なんと自力で現場まで移動できないので、現場には白血球に連れて行ってもらうそうです。

白血球をアッシー君として使うなんて…血小板、大物に違いありません。

ちなみに寿命は8~12日。

成分献血でも使用期限が4日(検査日を除くと3日)と短く、治療で必要とする患者さんが多くいらっしゃいます。

 

血漿(けっしょう)

血液の液体の部分を血漿と言います。

栄養やホルモンの運搬、体温調節、血圧や組織液の浸透圧をコントロールしています。

血管外に染み出すことができるため、身体の隅々まで栄養を届けることができ、排出される二酸化炭素、および代謝による老廃物を運び出す役割もあります。

血液凝固因子を含んでいるので、血小板と協力して傷をふさぐ働きもあります。

 

血液の役割と まとめ

以上のメンバーで構成されている血液ですが、一番の役割は、

「からだの隅々まで酸素と栄養を届ける」

ということ。

その他では、ホルモンや二酸化炭素、老廃物の運搬、体温調節、血圧や組織液の浸透圧のコントロール、免疫作用となっています。

ヒトの血液量は、男性で体重の約8%、女性で体重の約7%と言われています。

つまり体重50キロの女性は、3.5キロが血液の重さ。

そして心臓から送り出される血液は1分間に約4~5リットル。

心臓から送り出された血液が、10万kmの血管をめぐって全身を一周し、心臓に戻ってくるのに約1分。

私たちの身体は、毎日そんなすごいことをしてるんですね。