妊活支援士はるみです。
そろそろ花粉が飛び始める季節。
昨年、「花粉症の薬が保険適用外になるかもしれない」とニュースがあったのを、ご存じでしょうか?
花粉症の症状が出ているだけでも辛いのに、薬代まで全額負担となると、身体にもお財布にも、かなり厳しくなりますよね。
ホントに保険適用外になる?
これは現在、健康保険組合連合会(全国の健康保険組合の連合組織)で検討されており、まだ決定したわけではありません。
今回は「市販薬で代替できる」ということが、花粉症のお薬を保険適用外とする根拠となっています。
高齢化で増加する医療費をまかなうために、今後、同様に保険適用外の検討対象になる疾病が増える可能性は否定できません。
アレルギーのメカニズム
アレルギーはどうして起こるのでしょうか?
アレルギーには4つの型があるのですが、今回は一般的に多い食物アレルギーや花粉症について見ていきます。
アナフィラキシー型反応
アナフィラキシーと聞くと、スズメバチに刺された時など、とても毒性が強い何かによって引き起こされるイメージがありませんか?
実は花粉症やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、食物アレルギーも、同じアナフィラキシー型なのです。
症状は皮膚のかゆみ、じんましんから始まり、下痢・嘔吐、鼻水・くしゃみ・呼吸困難など、さまざまです。
アレルギーの治療
アレルギーでもっとも重要なのは、原因物質(アレルゲン)と接触しないようにすること。
しかし、食物アレルギーであれば「食べない」という選択はできますが、花粉症やアレルギー性鼻炎などの場合はそうはいきません。
日常的に周囲を浮遊しているものを、完全にシャットアウトすることはかなり難しいのです。
そうなると、治療は対症療法しかなく、鼻水やくしゃみを止めるお薬を処方されることになります。
原因は免疫機能の異常
アレルギーは、免疫機能の過剰反応と言われています。
花粉症で説明すると、本来敵ではない花粉を攻撃してしまい、その花粉を排除するための反応として、くしゃみや鼻水といった症状が出ます。
では、どうして免疫機能が狂うのでしょうか?
ストレス
免疫機能は、自律神経の影響を受けます。
ストレスがあると、自律神経が乱れ、その影響で免疫機能も正しい判断ができなくなります。
栄養不足
たんぱく質やビタミン・ミネラルなどの不足により、免疫細胞の機能が低下します。
免疫細胞も私たちの身体の一部なので、身体を作る栄養、あるいは調整する栄養が足りないと影響を受けます。
睡眠不足
睡眠不足は、免疫機能をコントロールする自律神経を狂わせるだけでなく、ホルモンのバランスも狂わせます。
また、睡眠時間が十分でないと疲れが取れず、体力が落ちる原因にもなります。
低体温
低体温も、自律神経の乱れと関係があります。
また、体温が低いことで血流が悪く、身体の隅々に免疫細胞を送り込めないうえに、体温が低いと白血球も活動が鈍ってしまいます。
腸内環境
腸には免疫細胞が集まっていますが、腸内環境が悪いと免疫細胞の働きが悪くなります。
腸内環境を整えることで、アレルギーや生活習慣病を改善できるといわれています。
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これらの原因のどれかひとつだけではなく、複数が相互に作用して起こっている場合もあります。

どうする? そのアレルギー
「これだけでOK」なものは存在しない
食事の大切さ、栄養の大切さを話すと必ずと言っていいほど、
「◯◯には、何を食べたらいいですか?」
と聞かれます。
残念ですが、「これだけでOK」という食材は存在しません。
何か一つだけで済ませたい、と言うのであれば、お薬を飲んでいただくのが一番条件に合うと思います。
ただその場合は対症療法なので、根本的な体質改善は期待できません。
必要なのは十分な栄養
栄養をまんべんなくしっかり摂ることが、回り道のように見えて、実は一番の近道です。
もし、ひとつの栄養だけ摂りたくても、それを活かすには他の栄養が必要なので、十分に栄養がないと、それは活かされません。
栄養は食べ物から摂るのが一番望ましい形ですが、現在の食生活でそれを実現するのは、かなり難しいことがわかっています。
ここは、サプリメントなどをうまく使うようにしましょう。
例えば私の主人は1年中マスクが必要なくらいの花粉症でしたが、❝妊活支援士はるみオススメジュース❞を飲んで、1ヶ月でマスクをつけなくても平気になり、半年で体温が1.3℃あがりました。
栄養をバランスよくしっかり摂ることは、他にもたくさんいい影響があります。
加えて、睡眠やストレスについても意識すれば、相乗効果で免疫機能が高まります。
花粉症のお薬が保険適用外になる前に、自分自身でできること、やってみませんか?
